バイオメタンガス発電

　バイオメタンガス発電システムは前処理設備、メタン発酵設備、バイオガス発電設備から構成されます。前処理設備は、収集した有機物から不純物を除去するために設置されます。発酵槽は微生物によるメタン発酵を加速させるために通常は 35℃程度に加温されています。この加温に必要な熱はバイオガス発電の排熱で賄われます。発酵に伴い生成される発酵残渣(消化液)は汚泥と脱離液に分けられ、有効活用もしくは適切な処理を行います。バイオガス発電は、廃棄物処理に付随する場合がほとんどであり、日々、食品廃棄物や家畜排せつ物等を収集し、メタン発酵により、エネルギー利用に繋げています。

メタンガス発電のしくみ

1集積された有機物(バイオ)資源は、発酵の前処理工程（粉砕・攪拌）にてメタン発酵の燃料を生成。
 2バイオガス発酵槽に注入した燃料は、メタン菌によりメタンを主成分としたバイオガスを発生。
 3発生したガスで発電し、電気は FIT をベースに売電し、排熱は地域で有効活用。
4発酵槽で残った残渣は液体肥料及び堆肥として活用。